その五拾 LOHASマインド(12)
【LOHASマインド(12)】
 昨年の子年は、孕む(はらむ)と言う意味からも、自分の中に新しいビジョンを持って各自が歩み始めましょう!と一年前にお伝えしましたが、自らの道を見い出す事はできましたか?「変動」の時は待ってくれません・・さらに天地波乱の動きとなる今年丑年、動じないためにもこころして、自らの根っこをしっかり張りましょう。


熊野宇宙
●丑年は、気を引き締めた「紐」だ・・!
 丑は時刻に表すと「丑三の刻(うしみつどき)」と言い、深夜午前二時半前後を指します。方位では、北北東の鬼門「艮=丑寅(うしとら)」を表し、世に封印されていた事がどんでん返しされ出て来ます。また「紐」は糸をひねって堅く引き締めて結ぶ事を言い、個人も社会も等しくすべての世の気締めが始まっているのです。
 昔から「ここぞ!」と言う時には「褌(ふんどし)を引き締めて」と言いますが、男性だけの話か?と思えば、最近は女性用の褌も出てきているのです(笑)
●「偽らず」素直になって「変心」を・・!
 一年を象徴する「世相の一字」が、一昨年は「偽」で昨年は「変」でした。人が為した結果が現れ、世の中には偽装があふれかえり、一体何を信じて良いのやらと言う状態になりました。そして地球環境も政治も経済も、教育も医療も何から何まで矛盾だらけの社会がここに来て世界的に同時破綻を来しているのです。
 もう上辺や見栄えだけの変身ではなく、ありのままの「素のココロ」に柱を立て替えて「真の変心」をしないと、時代から取り残されてしまいます。決して逆に、アチコチ右往左往して「心・変わり」をしないように・・!
●トンネルを抜けると、そこは・・・何?
 1,000年程前に熊野を目指し、一歩一歩と熊野古道を歩いた人々のこころの中は、命懸けの人生再生への「祈りの旅路」だったのです。
 割り切れないこと、答えが見えないこと、苦しみ迷宮に入ってしまったこと、親しい人とのこころの葛藤・・今も当時も人の悩みは変わらず、人々は「希望の光」を求めて、祈りと感謝と共に、自らを見つめ直すために一路「根の国:熊野」を目指したのです。
 日常生活の中で「まあーいいか」ではもう済まされなくなってきます。今の世の「我良し」のままでは、地球の生命基盤を自業自得で失ってしまう「ノーリターンの時」到来に追いつきません。「無為自然」で生きることの大切さをもう一度見直しましょう。

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