その四拾六 LOHASマインド(8)
【LOHASマインド(8)】
 来る日も来る日も日照りで30度以上を超える猛暑日の連続、そして雨が降れば各地で局地的豪雨の水の災い・・バランスを失った火水(カミ)の警告の今夏でしたが、暑いながらも静かに秋の風が吹いています。今回は、その「風」に学びたいと思います。 

●在るようで無い「風」・・?
 「風」とは空気の流れのことで「気流」とも言い、風は主に地球上の大気の水平方向の流れを意味しています。そよ風、春風、北風、東風、春一番、木枯らし・・など、古来から日本では、吹く風によってたくさんの名前が付けられています。
 風は直接目には見えませんが、間接的には水面の波風紋や木々の葉っぱのざわめき、雲の動きや風鈴の音などによって、はじめて目や耳で感じることができます。また視聴覚を超えたところでは、直接的に皮膚に触れる空気の動きでその風速を感じることができますが実体は、在るようで無い「空」なのです。風を液体と考えたらよく解りますが、その本性は以前に学んだ「水」と同じで、地球の温暖差により常に気圧の低い方を目指して循環して動き回っているのです。
●風はあらゆる処に現れる・・!
 皆さんが毎日食べている料理も、和風、洋風、中華風にはじまり、○○風と言う言葉を日常よく聞かれると思います。国や地域でも風土や風習、風光明媚と呼び、会社ではその組織の雰囲気を社風として表します。またモノでは、風合いや風雅、風流と言い、人物では威風堂々・風格があるなどと、私達の生活のあらゆる場面で見えない風が浸透しています。この風は、何かその場や道に在る空気感や雰囲気などの「らしさ」の本質を現しているような気がします。
●風を感じて、風になって・・!
 今地球上を大きな火水(カミ)のうねりの風が吹いています。それはLOHAS(ロハス)と言う「意識の風」で、我良しで生きてきた人類が、ふと気付くと自らの生命基盤まで失いかねない「地球温暖化」と言う深刻な現実に直面し、生き方や足元を根本から見直そうと言う意識です。すでにこの夏、異常高温や集中豪雨で、身にしみて体験しているのです。今地球上にどのような風が吹いているのか?・・その風を敏感に感じて、行動していくことが求められています。風と言っても、ガンガン空調に頼って「風邪」を引いて、カラダの調子を崩さないようにしましょう・・そんな暇はありませんから!

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