その四拾七 LOHASマインド(9)
【LOHASマインド(9)】
 光陰矢の如し・・早いもので秋も近づき、そろそろ丑年の年賀状の予告もチラホラ聞こえてきています。今回は、流動流転する世の中にあって不動の象徴とされる「石」に学びたいと思います。 


ごとびき岩にて
●永遠の象徴・・・「石」
 岩石・鉱石・隕石・貴石・化石等に始まり、墓石・碁石・漬物石や賢者の石まで・・石には身近にある石から想像上の石まで、様々なモノがあります。また石は古来から、人間の人生に比べ壊さない限り大きな変化が無く、永久不変の存在として崇められ、その「固い・堅い・重い」と言う永遠のイメージから、人生においても「石の上にも三年!」の諺のように、忍耐・不屈の「意志」の象徴とされて来ました。
 火祭りで有名な、熊野・新宮の神倉山にも、ごとびき岩と言う巨石が黒潮の海を臨んで鎮座しており、この石に熊野の神が最初に宿ったのだと伝えられています。
●ココロの原石を磨こう・・!
 自らは全く動かない石や岩・・一見して死んでいるかのように感じる石も、実は一つひとつが固有の波動を放って生きているのです。誕生石などにも見られますが、原石を磨けば女性が大好きな光り輝く宝石になり、知らず知らずに好みという形で波動共鳴する石に惹かれているのです。同じように私たち人間のこころも、よく原石によく例えられますが、このココロの原石も、やはり石に頼るのでなく自分が意志を持って一生懸命に磨かないと、本来の「魂の光」を放てないのです。
●永遠の呼吸・・・石は宇宙の意志!
 放り投げた石はなぜ落ちるのか? 今の世は、科学が発達しているので、その答えはニュートンが発見した「万有引力」があるから!・・となります。しかし科学でも宇宙の法則の極々一部しかまだ解っておらず、ひょっとして「石が落ちたがっている?」のかも知れません。かの有名な天才アインシュタイン博士も最後(1955年)に書いたメモの中で「アインシュタインは、アイン(=一つの)シュタイン(=石)でいたい(独語訳)」と言う、謎の言葉を後世に投げかけています。
●石は石でいたい・・私は本当の私でいたい!
 私たちは何事も鍛錬集中すると「一念!岩をも通す」ほどの強い「意志」を誰しも持っているのです。火事場のおばあちゃんのクソ力もそうですが、私たちの社会には、浅はかな人智では計り知れないチカラが働いているのです。このチカラが溢れる自然に学
び、自らの人生においてそれぞれの大いなる使命を知り、その「大いなる意志」に添って、強い意志を持って事に当たっていきたいものです・・!

| TOP | 熊野塾 | イベント | 熊野通信 | 倶楽部情報 | 与太がらす |