毎年節分明け、熊野灘の黒潮で禊して四半世紀。
見渡す限り目の当たりに広がる熊野の空と海。
日々の思考体系を超えて、大自然と対峙する瞬間。
天(経度)と地(緯度)の十字路の真ん中に立ち、
地平線と水平線の際に在る、自らの生命を自覚する時、
その水平線の際の際から、深淵壮大な宇宙が観えてくる。
“It’s time.” (時は来た・・)
すべからく再生への「禊ぎの時」が迫っている。
「幾」を知るは、それ神か。(易経)
「幾」とは兆しとも言い、わずか、微妙な、機微を意味する。
物事が大きく動く、微細なきっかけの時であり、眼には見えない。
来年の元号新生に先立ち、陰+陽ー同時存在の、神無月この十月一日に、
その台風は太平洋の潮を巻き上げ、熊野玉置山を経て列島を艮(うしとら)に縦断。
暴風雨の潮による祓い浄めの禊が行われ、24の仕組みがいよいよ始まる。
今、地球人類の文明そのものが、根と底の次元から問われている。
時は熟し、その時は来た。
“It’s time.”
【卍萬爺】