その参拾六 LOHAS(ロハス)の理
【LOHAS(ロハス)の理(ことわり)】
NPO法人 熊野生流倶楽部 代表 満仲雄二
 LOHAS(ロハス)生活は、まず自らの価値観が変わらないと、何も始まらないと言うお話しを前回しましたが「自分を変える」・・これがなかなか出来ないのが世の常で、知らず知らずに自分中心の利害や損得で、思案投げ首して物事を自利自利と運んでいるものです。そこで、今回は地球に学びお話ししたいと思います。


●○に十の字は世界的な地球のマーク!
 日本神話の古事記に登場する神様の中で、熊野・玉置山の国之常立尊(クニトコタチノミコト)は、6番目に現れ地の限りを知ろしめ、国が地を表し常立のトコは根と同じ意味で、私たちが住む地球を創った神様とされます。その神紋の「○に十の字」の紋章は「○」が24時間で自転する地球の「時間軸」を表し「十」が東西南北の方角の「空間軸」を表し「惑星・地球」の事なのです。世界的な理科記号として、この「○に十の字」は全世界で共通の「地球のしるし」になっているのです。
●○の真理・・・ココロをゼロ基点へ!
 ゼロを発見したのはインドですが、このゼロ=○は「空(くう)」に通じるのだと思います。熊野の山間部に夜入って見上げると、手に取れるような満天の星がキラキラと輝いていますが、昼間は太陽の光に照らされて、ただ青空があるだけなのです。夜は星が「有」る、昼は星が「無」い・・・しかし見ているモノの本質は同じなのです。そこにはただ「空」が広がっているのです。この有ると無いとの基準点がゼロで、数字でも正(+)の数字と負(-)の数字の基準に、ゼロが存在しています。だからゼロは、有って無い、無くて有る、第三のコンセプトなのです。自分を変えるコツとして、自分の経済的な儲け(+)ばかりを考えて自利を追いかける生き方から、ゼロ(○)の基点に立てばより人生が(○)まーるくなると思います。
●十の真理・・・タテ・ヨコを糺す!
 地球の地軸は23.4°傾きながらも、太陽と月による絶妙のつりあいで宇宙空間に漂い、経度(タテ)と緯度(ヨコ)の十文字の時空間のバランスを持っています。地球に棲息している私たちにとって、地球は母体と言え、生命はこの母体と重力という絆(へその緒)で強く結ばれているのです。大地にしっかり根を生やす樹木は、天と地と言う縦軸にグングン伸びながら、地平と言う横軸に茂っていきます。その点、私たちのタテとヨコはどうでしょう?生かされている根源(地球生命)への祈り・感謝と言う縦軸をしっかりしているでしょうか?数列では10=1+0で新しい次元が始まる1となり、ここをはずしてその先は無いと知る必要があります。今一度地球という母なる大地の愛を知り、真のLOHAS(ロハス)ライフとして、自らの中心と地球の中心が一体になる重力感覚を研ぎ澄ますことが必要です。正に地球の環境異変として警告を受けている私たちは、真理の○十(まと=的)を絞って自らの生き方を変える時が到来しているのです。

 ・その壱〜その参拾
 ・その参拾壱 自らを生き抜く

 ・その参拾弐 自らを飛翔する

 ・その参拾参 汝(あなた)思う、ゆえに我(わたし)あり

 ・その参拾四 森羅万象を貫く光

 ・その参拾五 LOHAS(ロハス)の波動


| TOP | 熊野塾 | イベント | 熊野通信 | 倶楽部情報 | 与太がらす |