その六拾九 次元の転換
【次元の転換】
 前回は、この広い宇宙の銀河系の中の、さらに太陽系に属する「如何に有り難い惑星」に私たちは棲んでいるか?と言うお話をしましたが、今回はその次元のお話しをお伝えします。

古道宇宙
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●さて次元って・・!?
 次元と言えば、日常よく私たちはよく「それは、次元が高い!とか低い!」とか、また「それは次元が違う話しだ!」とか言いますが、使っている意味合いとしては、「質の違い」や「世界観の違い」を指している場合が多いです。
 次元の「元」は、元旦や元素のようにすべての「はじまり」を意味します。それは、今までの枠組みでは無く、まったく新しく始まる枠組みの事を言い、すべての秩序や価値観も異なるのです。ある意味、一年間の生き方によって人生は、毎年その人の人生次元が変わっているのだと思います。
 それは、目に見えるものや見えないものへの価値観、また出来事への判断の「善し悪し」の基準の違いとして表れます。「なぜ私の言っていることが、わかってくれないの・・・?」と、目の前に居る人にふと?疑問が湧いたら、あなたの次元で判断せずに、別の次元にぜひ目を向けましょう。
●自らを離れることが別次元への鍵・・!
 例えば、私たちが日常生活していて、夜にでも静かに部屋に座って、本を読んでいる場面を思い浮かべてください。その時、時間と空間はどのよう流れていますか?私たちの三次元の世界では、確かにゆっくりとした時が刻まれ、じっとした落ち着いた時空間が流れています。
 しかし地球圏は、私たちの三次元の時空を超えて、四次元の時間と五次元の空間が、一如になっているので、その次元の違うエネルギーは感じられません。この大地は、実は時速1,600Km/h(=マッハ1.6)の速さで、東へ向かって24時間で一回転し、さらに太陽の周りを、365日かかって時速10万7,280Km/hで運行しているのです。
 因みに太陽系は、90万Km/hで銀河系を公転し、その銀河系自体も、14万4,000Km/hで宇宙の彼方へ移動しています。もう私たちには、目が回るような超高速スピードで、宇宙空間を螺旋状に移動しているのです。その時間空間の尺度も、地球を離れてさらに次元を越えると、上も下も東西南北も、あなたも私も、地球時間も無くなります。
●三次元と言う時限を生きる・・!
 私たちのカラダの細胞も、他の生き物も、街もモノも、すべてこの地球上の三次元に現れている物質は、地球上の材料からできており、必ず生滅をくりかえします。つまり、有限の次元にすべて生きているのです。そして三次元の次元は、つまり「時限=時が限られている」ことを理解し、貴重な「命の賞味期限」の内に、どんな真理と出会うのかが問われているように思います・・・さて、あなたは、三次元の自分の人生を「どのように生き抜きますか?」
 

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