その六拾壱 再生の息吹き
【再生の息吹き】
 いよいよ今年も余すところ1ヶ月。今年はあなたにとって、どんな一年だったでしょうか?「健康は?」「経済は?」「職場や夫婦や親子の人間関係は?」・・そこに何らかの軋轢や葛藤、不具合や悩みがあれば、ぜひ解決へのヒントを求めて「自らを見つめる千年の熊野古道」を訪ねて歩いてみましょう!

>勧再生の熊野古道
再生の熊野古道
●自分が生み出す囚われ・・!
 身のまわりに起こることは、往々にして大なり小なり自分自身が引き寄せた問題です。「あの時こうすれば良かった、ああすれば良かった・・」と、済んでしまったことを悔やんだり、「ああなったらどうしよう、こうなったら困る・・」などと、先々を心配するあまり、あらぬ方向へ現実足元から思いが離れてしまうものです。
それはただ今の自分の囚われたこころの痛みを避けて、傷付くのが嫌で逃げ出していることなのです。すべては自分自身が生み出した「囚われの想念」に振り回されているのです。
●自らの基準から抜け出す・・!
 問題が起こると他人のせいにしたと言う経験は、誰もが少しは思い当たるのではないでしょうか?それは自分の育った環境や、長年の経験・体験からくる価値観によって、コトの善し悪しや、モノの良い・悪いを決め・・「これは幸せ、これは不幸せ」と、二元的に自分が作り上げた勝手なフィルターで、思い込んでいる場合が多いのです。
 長所と短所が裏返しの関係のように、すべて宇宙は表裏一体となっており、良いとこだけを切り取ることはできないのです。もともと、良いも悪いもないものを、自分の都合や価値観に囚われて、自分本位に決めていることに気付きたいものです。
つまり対象に、良否や善悪は無くすべては未分化なのです。  また、自分をあるがままに受け入れること、自分と人とは違っていてもイイと知ることが大事なのです。違いを生かし合うために人間関係がある訳で、自分の欠けているところを、互いに無意識に補いあおうとしているのだと思います。
●空っぽの道・・熊野古道
 熊野古道は不思議なチカラを持っています・・と言っても、そこにはただ古代からの道があるだけなのですが、熊野古道を一人で黙々と歩くとあなたの悩みを解決に導いてくれます。物見遊山や大勢で歩くのでは無く、ひたすら自分と対話して歩くことに専念すると、頭の中の囚われが空っぽになって、やがて自然の息吹で頭が満たされてくるのです。先人達の智慧でできた自然の再生装置「熊野古道」が、今まさに求められていると感じます。
 

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